2026/10/12
業務システム開発の費用相場【2026年版】中小企業が予算を抑えるコツ
「システムを作りたいけれど、いくらかかるのか見当がつかない」というご相談をよくいただきます。この記事では、中小企業が業務システムを開発するときの費用の目安と、予算を抑えるための考え方をまとめます。
規模別の費用の目安
公開されている開発会社の情報をまとめると、業務システムの初期費用はおおむね次のような範囲に収まります。
| 規模 | 費用の目安 | 期間の目安 | 内容の例 |
|---|---|---|---|
| 小規模 | 50万〜300万円 | 1〜3か月 | 1つの業務・1つの部署で使う管理ツール |
| 中規模 | 300万〜1,000万円 | 3〜6か月 | 複数の部署で使う、他のシステムと連携する |
| 大規模 | 1,000万円〜 | 6か月〜 | 会社全体の基幹業務 |
一般的な業務システムの依頼で最も多い価格帯は、100万〜299万円とされています(出典)。中小企業の受発注・顧客管理・予約管理などは、この範囲に収まることが多いです。
費用はどう決まるのか
システム開発の費用は、ほとんどが「人の作業時間」です。
費用 = 作業する人の単価 × 作業時間(人月)+ その他の費用
そのため、機能の数と決まっていないことの多さが費用を大きく左右します。仕様が曖昧なまま進めると、途中で作り直しが発生し、費用も期間も膨らみます。
見落としがちな「作った後」の費用
開発費とは別に、使い続けるための費用がかかります。
- 保守費用:開発費の年10〜20%程度が目安とされています。500万円で作ったシステムなら、月4万〜8万円ほどです(出典)
- サーバー・外部サービスの利用料:クラウドサーバー、メール配信、地図などの実費
- 改修費用:業務の変化に合わせた機能追加
見積りを比べるときは、初期費用だけでなく、5年間でいくらかかるかで比べるのがおすすめです。
予算を抑える4つのコツ
1. 作る前に、業務を整理する
「誰が・いつ・何を入力して・誰が見るのか」を整理するだけで、不要な機能が見えてきます。ここを丁寧にやるほど、開発の手戻りが減ります。
2. 一番困っている業務から始める
全部を一度に作ろうとせず、効果が大きく範囲が小さい業務から始めます。使いながら広げていく方が、結果的に安く、失敗も少なくなります。
3. 既製のクラウドサービスで足りないか確認する
月額数千円〜で使えるクラウドサービスで十分なケースもあります。自社の業務にどうしても合わない部分だけを開発する、という組み合わせも有効です。詳しくは「クラウドサービスと独自開発、どちらを選ぶ?」で解説しています。
4. 補助金を確認する
中小企業のIT導入には「デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)」などの補助金が使える場合があります。対象や時期は公募ごとに変わるため、検討の早い段階で確認しておきましょう。
まとめ
- 中小企業の業務システムは、100万〜300万円程度がよくある価格帯
- 作った後の保守費用(開発費の年10〜20%程度)も予算に入れる
- 業務の整理と、小さく始めることが、費用を抑える一番の近道
きんぎょ堂では、50万円程度の小さな管理ツールからお受けしています。「この業務をシステムにしたら、いくらくらい?」という段階でも、お気軽にご相談ください。料金の目安もあわせてご覧ください。