2026/10/13
情報漏洩のニュースを見て不安になった中小企業が、まず確認したい5つのこと
情報漏洩のニュースを見て、「うちは大丈夫だろうか」と感じた経営者の方は多いと思います。大きな会社の話に見えても、中小企業も例外ではありません。この記事では、専門知識がなくても今日から確認できることを整理します。
なぜ中小企業も狙われるのか
攻撃する側は、会社の規模を選んでいるわけではありません。守りが弱いところを機械的に探しています。
- 取引先の大きな会社へ入り込むための「踏み台」にされる
- 使い回されたパスワードが、別のサービスから流出して悪用される
- 古いまま放置されたシステムの弱点が、広く知られている
「うちは狙われるほどの情報がない」と思っていても、顧客情報や取引先とのやり取りは、それだけで価値があります。
まず確認したい5つのこと
1. パスワードを使い回していないか
複数のサービスで同じパスワードを使うと、1か所で漏れただけで全部に入られます。サービスごとに変え、管理にはパスワード管理ツールを使うと続けやすくなります。
2. 二段階認証を入れているか
パスワードに加えて、スマートフォンの確認をもう1回求める仕組みです。メール、クラウドサービス、ネットバンキングなど、重要なものから設定します。これだけで被害の多くを防げます。
3. ソフトやシステムを最新にしているか
パソコン、ルーター、ホームページの管理画面、使っているソフトには、定期的に修正版が出ます。更新を後回しにすると、すでに知られた弱点を狙われます。
4. バックアップを取り、戻せることを確かめているか
取っているだけでは不十分で、実際に戻せるかの確認が大切です。ウイルスで業務データが使えなくなったときの、最後の支えになります。
5. 退職者や外部業者の権限が残っていないか
辞めた人のアカウントや、以前の委託先に渡したままの管理権限が、意外と残っています。一覧にして、不要なものは止めましょう。
システムを作っている会社は、さらに「穴探し」が必要です
自社専用のシステムやホームページを運用している場合は、上の5つに加えて、作ったシステム自体に弱点がないかの点検が必要です。
きんぎょ堂では、システムに実際に弱点がないかの点検に、AIも活用しています。人の目だけでは見落としやすい箇所を、別の視点で確認するためです。ただし、AIだけで安全になるわけではありません。結果を人が判断し、直し、また確認する、という繰り返しが前提です。
万が一のときのために決めておくこと
- 異常に気づいたとき、誰に連絡するか(社内・システム会社・取引先)
- 被害が広がらないよう、最初に何を止めるか
- 個人情報が関わる場合の、公的な窓口への報告
連絡先を紙1枚にまとめておくだけでも、初動が大きく変わります。
まとめ
- 中小企業も、取引先への踏み台などの形で狙われる
- まずは、パスワード・二段階認証・更新・バックアップ・権限の5つを確認する
- 自社専用のシステムは、作った後の「穴探し」も欠かせない
「自社のシステムが安全か分からない」「何から手を付ければいいか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。